高知城を国宝にする県民の集い 



江戸時代からの天守が残る12城の主なデーター
現存12城 国宝・重要文化財 所在地 築城年 築城者 天守の形
松本城 国宝5棟 長野県松本市 1594年 石川数正・康長 層塔型5重6階の大天守と3重4階の乾小天守等
現存12天守の中では唯一平城の天守 漆黒で簡素な外観だが複合連結式の為見る角度によって異なる
犬山城 国宝1棟 愛知県犬山市 1469年 織田広近 複合式望楼型3重4階地下2階の天守
天守は最上階に実用的な外廻縁と高欄が付けられ、華頭窓も付けられているが、実際は窓ではなく装飾である
彦根城 国宝2棟 重文5棟 滋賀県彦根市 1622年 井伊直継 複合式望楼型3重3階地下1階の天守
文禄・慶長の役の際に朝鮮半島に造られた倭城にも見られる登り石垣や大名庭園も現存する
姫路城 国宝8棟 重文74棟 兵庫県姫路市 1601年 赤松貞範 望楼型5重6階地下1階の大天守と3重の小天守等
日本国内最大の現存天守。白漆喰で塗られた白亜の外壁と屋根や破風の構成美 見る方向により異なった連立式
松江城 国宝1棟 島根県松江市 1607年 堀尾吉晴 複合式望楼型5重6階
昭和25年以来 平成27年7月の国宝になる 現存唯一内部に井戸がある 広さは現存の城3番目
弘前城 重要文化財9棟 青森県弘前市 1611年 津軽為信・信枚 独立式層塔型3階の天守
1617年落雷により天守を消失1810年に建て替え 現存の天守では最北 最東に位置する
丸岡城 重要文化財1棟 福井県坂井市 1576年 柴田勝豊 独立式望楼型2重3階の天守
最古の現存天守とする説があるが昭和23年の福井地震により倒壊元の古材を80%使用 昭和30年再建された
備中松山城 重要文化財3棟 岡山県高梁市 1681年 秋葉重信 複合式層塔型2重2階の天守
現存天守の中では最も規模が小さい 高さ11m 天守1階に囲炉裏が現存する山城の遺構はここだけ。
丸亀城 重要文化財3棟 香川県丸亀市 1660年 生駒親正 独立式層塔型3重3階の天守
天守は14.5mと3番目に低い 総高66mにある総石垣の頂上に建てられている
松山城 重要文化財21棟 愛媛県松山市 1602年 加藤嘉明 層塔型3重3階地下1階の大天守と2重の小天守他
平山城においては最も高い標高160mにある また一番新しい1852年日本式城郭建築の天守
宇和島城 重要文化財1棟 愛媛県宇和島市 1666年 藤堂高虎 独立式層塔型3重3階の天守
日本最南 最西端の現存天守で唯一城内に障子建具が残る
高知城 重要文化財15棟 高知県高知市 1603年
1749年(再建)
山内一豊 独立式望楼型4重6階の天守
現存の城の中でも唯一本丸の建造物がすべて残り 天守に接続した本丸御殿は高知城だけ。

昭和6年以降に順次国宝になった現存天守11城 (彦根城は入っていない)

国宝指定年度 城名 創建又は再建の年度 昭和6年以降 国宝に指定された主たる理由
1 昭和6年指定 姫路城 慶長13年 1608年創建 形態雄大ニシテ結構亦壮麗、実ニ現存天守中最も完備し最も傑出セルモノ
2 昭和9年指定 高知城 延享4年  1747年再建 最上層の周囲ニ匂欄(こうらん)を繞ラシ(めぐらし)特異奇抜ノ外観
ヲアラハシテイル
3 昭和9年指定 丸岡城 慶長18年 1613年頃創建 天守閣トシテ頗ル(すこぶる)古調ヲ帯ブル点ヨリ察スルニ、恐ラク当初ノ
構造型式ヲ伝承シテ現今ニ至ツタモノデアラウ
4 昭和9年指定 宇和島城 寛文5年  1665年再建 規模オオナラザレドモ、構造丁寧、江戸時代初期様式ヲ代表シテヰル
5 昭和10年指定 犬山城 慶長6年  1601年頃再建 大ナル第二層の屋上ニ、小ナル第三層ヲ造リ、華頭窓ヲ開キ、周囲ニ
高欄ヲ繞ラ(めぐら)セルハ、桃山時代の古制ヲ示セルモノデアル
6 昭和10年指定 松江城天守 慶長16年 1611年創建 形態荘重、頗ル(すこぶる)安定ノ観ヲ呈シテイル
7 昭和10年指定 松山城 嘉永3年  1850年頃再建 昔時(せきじ)城郭建物ノ制度ヲ徴スルコトガデキル
8 昭和11年指定 松本城 慶長20年1615年頃天守を増築 連立式天守ノ稀有ナル例、城郭建築中ノ異彩ト見ラル
9 昭和12年指定 弘前城天守 文化7年  1810年再建 建築的ニ観テ、特ニ優秀トハ言エヌガ城郭建築史上ニ欠クベカラザル実例
トシテ、価値オオキモノ
10 昭和16年指定 備前松山城 天和3年  1683年再建 山城ノ旧態ヲ窺ウ(うかがう)ベキ遺構トシテ興味深キモノ
11 昭和18年指定 丸亀城 万治3年  1660年創建 海岸ニ近イ丘ニ営マレタ美シイ城、江戸時代初期ノ城郭ノ一例





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